Templates
スタイルガイドの生成にはテンプレートが必要になります。aigisではテンプレートとして次の3種類のテンプレートエンジンから選択して利用することができます。
利用できるテンプレートエンジンと拡張子
- EJS:
.ejs - Jade:
.jade - Handlebars:
.hbs
選択するテンプレートエンジンごとに決められた拡張子でindex.xxxというファイルを作成してください。
GitHubのリポジトリにはテーマを含めたexamplesがありますので、参考にしてみてください。このドキュメント自体もaigisで生成されたものなので、合わせて参考にしてみてください。
インデックステンプレート
スタイルガイドの生成にはテンプレートファイルとしてindex.xxxが必要になります。
インデックステンプレートのファイル名
template_engineにejsをしている場合にはindex.ejsが、jadeを指定している場合にはindex.jadeが、hbsを指定している場合にはindex.hbsが必要になります。 テンプレートエンジンの指定についてはDocumentation/Configsを参照。
テンプレートのサンプル
EJSのテンプレートの例です。テンプレートで参照している値は、スタイルガイド生成用にaigisがコンパイルした時に渡す値です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<link href="<%= root %>aigis_assets/css/doc.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<header>
<%- config.name %>
</header>
<nav>
<%- helper.renderCollectionTree('category') %>
</nav>
<main>
<%- html %>
<% if(components.length) { %>
<% components.forEach((component) => { %>
<%- component.config.name %>
<%- component.html %>
<% }) %>
<% } %>
</main>
<footer>Last updated: <%- timestamp %></footer>
</body>
</html>
テンプレートで使える値
aigisはコンパイル時につぎの値を元にテンプレートに渡しスタイルガイドを生成します。
| Name | Type |
|---|---|
| components | Array |
| html | String |
| root | String |
| config | Object |
| timestamp | String |
| helper | Object |
テンプレートでこの値を使ってスタイルガイドを構築します。
components
コンポーネントのHTMLなどが入ったオブジェクトの配列。
たとえば./css/style.cssに次のようなコンポーネントを記述した場合:
---
name: component name
category:
- mod
- btn
---
## component
this is component!
components[0]には次のようなコンポーネントが格納される:
{
md: '## component\n\nthis is component!', // コンポーネントのドキュメント部分
html: '<h2>component</h2><p>this is component</p>', // ドキュメント部分をパースしたHTML
config: { // コンポーネントのコンフィグ部分
name: 'component name',
category: ['mod', 'btn']
},
sourcePath: '/css/style.css' // ドキュメントが記述されているファイルへのパス
}
html
インデックスページ用のMarkdownファイルをパースしたHTMLが格納されている。
index.ejsでは次のようにすることで、インデックスページとコンポーネントページを同一のテンプレートでレンダリングすることができます。
<main>
<%- html %>
<% if(components.length) { %>
...
<% } %>
</main>
root
出力されるページから見た、コンフィグファイルのdestで指定されたフォルダへの相対パスが格納されています。<head>要素などにCSSファイルへの参照を相対パスで書く際に利用できます。ファイルの参照を絶対パスで行う場合には使う必要はないでしょう。
Example
<link href="<%= root %>aigis_assets/css/doc.css" rel="stylesheet">
config
コンフィグファイル(aigis_config.yml)の内容が格納されたオブジェクトです。例えばコンフィグファイルのnameという項目をテンプレートで使いたい場合、次のようにconfig.nameとすることで参照できます。
Example
config:
name: styleguide!template:
<header> <%- config.name %> </header>output:
<header> styleguide! </header>
timestamp
aigis runが実行された時間が格納されています。形式はコンフィグファイルのtimestamp_formatで指定できます。
timestamp_formatに指定する形式はMoment.jsのformatを参照してください。
Example
config:
timestamp_format: YYYY/MM/DD HH:mmtemplate:
<footer> <%- timestamp %> </footer>output:
<footer> 2016/04/07 17:11 </footer>
helper
複雑な処理が必要な場面で役に立つテンプレートヘルパーの集まりです。
helper.createCollectionTree(collection_name)
aigisはコンフィグファイルのoutput_collectionにある値でコンポーネントをグルーピングして出力します。デフォルトではcategoryとtagが設定してあります。コレクションは次のように/を使うことで階層表現をすることができます。
---
name: component
category:
- parent/child
---
このコンポーネントの場合、parentカテゴリの下のchildカテゴリに所属しています。スタイルガイドの出力はこの階層情報を持ちながら出力されます。こういった階層をサイドメニューなどとして表現するのはとても面倒ですので、用意されていたヘルパーを使って簡単に行えるようにしてあります。
(このドキュメントのサイドメニューもこのヘルパーを使って出力されたものです。)
Example
<nav> <%- helper.renderCollectionTree('category') %> </nav>